甑倒しの式典
3月6日、春鶯囀では甑倒しの式典が執り行われました。
今年のお酒造りで最後のロットの蒸米も無事終了しました。
杜氏と蔵人が誰一人怪我をすることもなく健康で終えられたことが
何よりうれしいです。
祝詞を上げていただいた宮司様より「神聖なるお酒は飲むお客様のために
あるもの、造り手とはそのお酒を預かっているのです。」との言葉をいただいた
ときは心が動きました。
この神聖なるお酒をお客様に飲んでいただけるのも杜氏は勿論、杜氏をサポートしていただいた蔵人のお陰です。本当に感謝です。
新型コロナの感染拡大は今年もまだ日本酒の市場に負の影響を及ぼしており、経営的には厳しい状況が続いています。
今年造ったお酒がお客様にとって団欒するひと時のお供となり、一人でも多くの方が「美味しい」と笑顔になる、そんなお酒になれたらいいなと願っております。